◆9番(阿部治夫君) ただいまから通告書に従って一般質問を行います。
質問に先立ち既に通告済みの第2項目目、特別職報酬については取り下げさせていただきます。
  それでは、一般質問をいたします。
  1項目目、市内周辺の野焼きの実態について。
私が千代田団地に引っ越ししてきてから20年が経過いたしました。
当時の千代田は水が大変おいしく、また周囲は緑に囲まれて大変環境に恵まれた団地でありました。
最近はこの恵まれた環境に赤信号がともるようになりました。
既に同僚議員の今関、吉本両議員からの質問にもありましたようにある大学の教授が全国13カ所で行った黒松針葉によるダイオキシン濃度の測定結果が出ておりました。
四街道の測定は千代田三丁目で行ったようであります。
ここ数年来佐倉市や四街道市の産業廃棄物の処理場では昼夜を問わない野焼きがほぼ毎日のように行われ、真っ黒な煙を出して野焼きを行っております。
以前、私は亀崎の産業廃棄物の処理場に抗議に行きましたが、中に入れなくて、市に善処を申し込む程度でありました。
4月24日午後4時過ぎ、たまたま池花でいたところ、千代田に住んで20年来見たこともない真っ黒な煙が佐倉の畔田地区で上がり、自宅に帰り四街道市役所に通報したところ、佐倉市役所と連携しパトロールをするなり、それなりの対応をとっていただきありがとうございました。
しかし、地域の住民から日ごろ苦情を受けておりましたので余りにも産業廃棄物処理業者が横暴のため懲らしめの意味もあり抗議に行ってきました。
産業廃棄物処理業者の実態を理解していただくためにも少しお話をいたします。
  以前から産業廃棄物処理業者はその筋の者が多いと聞いておりましたので、その日、家族には1時間以内に帰ってこなければ警察に通報するよう言い残し、カメラを持って手繰川を渡り、畔田地区にある明伸興業に行きました。
産業廃棄物処理業者は、焼却場所を鉄板で囲っているため中に入れず、斜面を上り、現場の敷地内に入りました。
中には番犬3匹がおり、うち2匹をつなぎ、1匹は狩猟犬で、あとの1匹は放し飼いにしてあり、私が敷地内に入るなり向かってきました。
現場では1人が見張り番、1人がユンボを操縦して灰をかきまぜておりました。
驚いたことに家屋の廃材、発泡スチロール、プラスチック、何でもござれの状態で、特にプラスチックを燃やすため周囲は高温になり、そこへユンボで灰をかきまぜるので煙と一緒に灰が舞い上がり、数キロ離れた地域に飛散するのです。
帯状になった煙の下を通ると重金属のにおいがしたり、たんぱく質を燃やしたようなきついにおいが感じられます。
私は、自分の職業と氏名を名乗り、再三にわたり不法な野焼きの中止を訴えましたが、済みません、あすから野焼きをやめますの一点張りであったため、証拠として現場一帯の状況をカメラで撮り、あす佐倉市役所に出向き何らかの対応の措置を講じてもらうと言い残し引き揚げてまいりました。
蛇足ですが、カメラでの撮影中は生きた心地がしなかったことをつけ加えさせていただきます。
  翌日、佐倉市に出向き明伸興業の操業停止を申し入れいたしましたところ、近日中に産業廃棄物処理業者を呼び注意するとのことでありました。
その席に私も同席させてほしいとお願いいたしましたが、あくまでも行政指導の範囲内のため同席はできないと断られました。
しかし、話し合いの結果を教えてほしいとの要望をいたしましたところ、5月7日に明伸興業の責任者を呼び行政指導し、その際、10月で操業を停止するとの確約をとったようであります。
その際、佐倉市では文書での確約を求めているが、まだ提出されていないと聞いております。
産業廃棄物処理業者は、やみの成長産業で、この業界のうまみをねらってある筋の職種も伸びていると言われ、一筋縄ではいかない暗黒部分もあり、警察もうかつに手が出せないと言われております。
以上が畦田地区の産業廃棄物処理業者が行っておる不法な野焼き実態の一例であります。
  以上のことを踏まえ、以下4点についてお尋ねいたします。
    1点目は市内周辺の野焼きの実情、2点目は現行の規制条例、3点目は同条例の問題点、4点目は近隣市町村との連携について。
  以上で壇上からの質問を終わります。

◎経済環境部長(落合憲一君) 阿部議員の一般質問、第1項目についてでございますが、ご答弁に先立ちまして、阿部議員の身を挺しての果敢な調査及び野焼き制止活動に対しまして心から敬意を表しますとともに感謝申し上げます。
  それでは、1点目についてでありますが、本市を取り巻く佐倉市側の野焼き現場は、千代田団地周辺に6カ所、みそら団地周辺には1カ所ございます。
焼却されている主なものは、建設木くず等の建設廃材で、産業廃棄物処理業者が3社、解体業等が法人3、個人1となっております。
  2点目についてですが、本市におきましては四街道市公害防止条例で屋外燃焼行為の禁止を規定しておりますが、佐倉市も同様にその公害防止条例で野焼き行為を規制しております。
  3点目についてですが、四街道市公害防止条例の第30条に基づき野焼き行為の中止を命令しておりますが、命令違反者に対しまして同条例第35条の罰則規定を適用した事例はございません。
  なお、四街道市公害防止条例は行政区域外の佐倉市に効力を及ぼすことはできません。
  次に、4点目についてですが、公害の発生源、いわゆる野焼き業者等が他市に所在する場合、原則として当該自治体の公害苦情担当課において処理されるところでありますが、今後も隣接する佐倉市との連携を保ち、佐倉保健所を中心に迅速、適切な対応処理に努めてまいります。
  以上でございます。

◆9番(阿部治夫君) それでは再質問に入ります。
  ただいま壇上で高い評価をいただきまして、身を挺しての写真が手元にございますので見ていただき、後で感想をいただければと思っております。

◎経済環境部長(落合憲一君) それでは、感想ということでございますけれども、ただいま現場の写真見せていただきました。
非常にひどい状況でございます。
私もこういう現場初めて見ました。
そういうことで、今後市民の健康を守るために次期ごみ処理施設を含めた環境問題につきまして、今後全力で取り組んでまいりたいとこう考えております。
ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

◆9番(阿部治夫君) それでは、第1点目につきまして、ご答弁の中で産業廃棄物処理業者が3社と言われておりましたが、この3社はそれぞれどのような許可を取っているのか、また多くの市民の皆さんの素朴な疑問として佐倉市の野焼き現場は産業廃棄物の中間処理施設としての許可はどのような扱いになっているのか、無許可で産業廃棄物を焼却しているのか否かについてお答えください。

◎経済環境部長(落合憲一君) それでは、お答え申し上げます。
  まず、産業廃棄物処理業者の3社はどのような許可を取っているかというご質問でございますけれども、3社とも産業廃棄物の積みかえ、保管を除きまして収集運搬のみの許可を持っております。
それから、野焼き現場につきましては産業廃棄物の中間処理施設としての許可は取っておりません。
ただ、みずからが占有する敷地内で自社処分の場合は、処理施設としての許可を必要としませんので、自分のところから出たごみを自分で処理しているという扱いになっております。
  以上でございます。

◆9番(阿部治夫君) それでは、2点目及び3点目に関連してお伺いいたしますが、佐倉市の野焼き現場で焼却しているのは私の目で確認し、今部長にお見せしましたとおり写真も撮っておるわけですから、明らかに産業廃棄物であります。
産業廃棄物に関しましては千葉県の所掌事務であり、法律の適用は産業廃棄物の処理及び清掃に関する法律でございます。
この法律の第25条には罰則規定が設けられており、3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金に処すとあります。
それに比べ四街道市公害防止条例第35条の罰則規定では5万円以下の罰金であり、何ともこれでは野焼きを行う者に対して全く抑止力が働かないと思うのであります。
そこでまた、多くの市民の皆さんの素朴な疑問としてお伺いいたしますが、なぜ千葉県の出先機関である佐倉保健所は廃棄物の処理及び清掃に関する法律を適用して不法な野焼き行為者を罰しないのかお聞きいたします。
  なお、先ほどの壇上でのご答弁の中で、四街道市公害防止条例第35条の罰則規定を適用した事例はないとのことでございましたが、私の所見を述べさせていただきますと、市の条例は何人にも公平であるべきであり、公害防止条例第35条を産廃の野焼き業者にのみ適用することが可能であれば問題はございません。
農家の方々の農産物生産にもかかわる燃焼行為まで罰則の対象とすることはまことに忍びがたいものがございます。
条例の運用が不適切であるとも考えております。
したがいまして、ぜひとも廃棄物の処理及び清掃に関する法律を適正に運用し、罰すべきものはしかるべく罰するといった法治国家としてのごく当たり前のことが大変重要と思いますが、お考えをお聞かせください。

◎経済環境部長(落合憲一君) それではお答え申し上げます。
  まず、1点目でございますけれども、廃掃法を適用して罰しないのかというようなご質問でございますけれども、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の施行令によりまして、廃棄物を焼却する場合には焼却設備を用いて焼却することということになっておりまして、焼却設備を用いない野焼き行為は廃掃法に違反しているということでございます。
  しかしながら、野焼き行為を行った場合の罰則規定が廃掃法の中にないため罰則を科することができないと、こういうことになっております。
  それから次に、2点目でございますけれども、今回の佐倉市における野焼き行為につきましては、産廃業者3社の持っている許可が収集運搬であるということと、それからそのほかのものにつきましては解体業といったものでございまして、産廃処理業でない業種でございますので、野焼き業者全員が産廃の処理につきましては無許可営業ということになります。
しかしながら、無許可営業といえども自分の敷地内で自分のごみを処理する場合は、廃掃法の違反とはなりません。
ただし、廃棄物の処理を業として行っている場合は、廃掃法に違反となりまして3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金、またはこの併科ということになります。
  以上でございます。

◆9番(阿部治夫君) ただいまのご答弁で廃棄物の処理及び清掃に関する法律の欠陥と申しますか、問題点がある程度理解できてまいりました。
私なりにこの問題点を整理いたしますと、野焼き行為そのものは廃掃法では違反となりますが、同法律には罰則規定がないわけでございます。言いかえれば、ざる法と言っても過言ではないかと思います。
また、焼却設備を用いておれば自社処分の場合は適法ということになわけです。
それでは悪質業者が野焼きをしている産業廃棄物がどこから持ち込まれているのか追跡調査を実施し、自社処分ではない、すなわち他のものの廃棄物を金をもらって処分している、これを証明して罰するといった強い姿勢が行政に求められているのではないかと思います。
その点についてお考えをお伺いします。

◎経済環境部長(落合憲一君) それではお答え申し上げます。
  本市や佐倉市につきましては、東関東自動車道のインターチェンジを有しておりまして、県外等から比較的容易に産廃物を持ち込むことが可能な地理的条件にあるのではないかと現在推測しておりますが、そこで本市に持ち込まれる産業廃棄物の排出元を探るには運搬用トラックを追跡することになるわけでございますけれども、本市の行政界を越え、さらには県外にまで及ぶものになると思われます。
このような状況で佐倉市におきましても同様でありますが、両市とも行政区域外の公権力の行使はできませんので、どうしてもこの点が問題になるところ、あるいは限界となってしまいます。
したがいまして、佐倉保健所に今後お願いすることになるわけでございますけれども、県の産業廃棄物課におきましても本年度は特にヘリコプターを飛ばして空から産廃の状況を監視をするとかあるいは高速道路上において産廃物を積んだトラックにマニュフェスト、管理票ということだそうですが、これらを提示させる等の産廃防衛対策を講じていくとのことでございます。
阿部議員ご指摘のとおり今後の追跡調査を広域的に実施していくことになるわけでございますけれども、千葉県に強く要請してまいりたいと考えております。

◆9番(阿部治夫君) 今の説明で産業廃棄物に関する権限は千葉県にあるわけでございますから、我々市会議員としても頑張るのは当然でございますが、県議会においても議論を深めていただき、知事にもっと頑張っていただかなければいけないと、このように痛感しておる次第でございます。
  それでは、最後の4点目の再質問に移らさせていただきます。
  さて、宮田教授が千代田三丁目で黒松の葉を用いて実施したダイオキシンの濃度調査についての市民の関心でございますが非常に高いものがございます。
しかしながら、宮田教授の調査結果をどのように評価するかも大変重要ではありますが、まずもって四街道市が取り組まなければならないことは早急に野焼き行為を中止させ、市民の健康を守るということであります。
いま一度野焼き行為中止にかかわる対応策につきまして行政としての対応、決意をお伺いいたします。

◎経済環境部長(落合憲一君) お答え申し上げます。
  野焼き中止に向けた行政の決意、こういうようなご質問でございます。千代田三丁目における黒松針葉のダイオキシン類濃度21.4ピコグラムという調査結果、また宮田先生からのご助言等を踏まえますと、やはり阿部議員ご指摘のとおり佐倉市における野焼き行為の中止が急務であるとこう深く認識しております。
したがいまして、今後はさらに佐倉市及び佐倉保健所との連携を図るとともに、県の産業廃棄物課や県警等の関係機関を含めた幅広い協力体制のもとに野焼き行為の中止に向けた努力を積極的に進めてまいりたいと考えております。
  以上でございます。

◆9番(阿部治夫君) 今問題になっておりますのは、佐倉市における野焼きの問題ですから、四街道市としては大変やりにくい問題であろうと思っております。
また、千葉県の権限に関する問題ですので、行政のご苦労は本当に大変なことと私も深く認識いたしております。
これからの四街道の大きな課題は環境問題でございます。
今まで私ども環境といえば次期ごみ処理施設の問題が最優先課題であるとして取り組んできたところでございます。
が、環境全般に目を配らなければ市民の健康な生活が守れない時代が四街道市にも到来してきたわけでございます。
執行部サイドの今後の環境への取り組みを期待いたしまして私の一般質問を終了させていただきます。
  ありがとうございました。